良質な素材と優れた加工技術の融合
地元の木材共同組合と二人三脚で普及当研究会は、日光杉材の木材としての優れた特性と、古くからの日光・鹿沼地域の
木工技術に着目し、その建材や建具を当研究会のネットワークを通して
流通させていくことを企画しました。日光・鹿沼の製材・加工業者らは当研究会の
思いに賛同し、〈日光材推進協同組合〉を設立。本日まで当研究会と二人三脚で
日光材の普及に努めています。
良質な杉・桧の産地、日光・鹿沼
日光材推進協同組合のある栃木県の日光・鹿沼地方は、古くから良質な
杉・桧の産地として知られています。この地域での木材の加工は、
約400年前の日光東照宮造営の時期に、全国から集められた木工職人が
日光・鹿沼に永住したことから始まり、現在までその技術が
受け継がれています。そして、その技術を受け継ぐ人たちにより、
〈日光材推進協同組合〉は運営されています。
上記写真の日光杉の並木道は、国の特別天然記念物であり、
“世界最長の並木道”としてギネスブックにも登録されています。
林業家、製材業者、加工業者が一体となり製品を一元管理
〈日光材推進協同組合〉では、日光・鹿沼の林業家、製材業者、加工業者が
一体となり、製品を一元管理しています。それにより、流通経路が短縮でき、
コストダウンが可能となります。
また、産地・生産者の顔が見えることによる信頼と品質の向上、
また、ニーズに合ったきめ細やかな対応も可能となりました。
日光杉の特性
古くから続く日光・鹿沼林業の歴史日光における人工造林の歴史は古く、約500年前から始まったと伝えられています。
明治に入り木材需要が増し、植林が奨励されて以降は、より広く植林されるようになり、
現在も広大な面積で林業が営まれています。
豊富な森林面積・植林に適した地層
日光林業地域の森林面積は約7万6千ヘクタール(東京ドーム約1万6千個分)にも及びます。
地層は秩父古生層の埴質壌土で、水源にも恵まれた杉・桧の育成に適した地域です。
また日光・鹿沼に植林されている杉・桧は樹齢が40~50年のものが多く、
建築用資材に適した時期を迎えています。
艶のある美しい木目
日光材は通直、完満な材が多く、薄桃色で艶のある細かい木目が魅力です。
角材、板材として利用される他、良質なものは建具にも活用されています。
また、その魅力を活かし、地域での家具や食器などの生産にも活用されています。
JAS基準を大きく上回る強度
杉材は、軽く、保湿性にも優れ、また粘り気があるため、建築資材に適しています。
日光杉はその杉材の中でもJAS基準を大きく上回る強度を持ち、
建築資材として優れていることがわかっています。
建具・家具への使用例
内装材全般(床・建具その他造作材)とともに、家具等にも対応しています。日光材を活用した住まいの事例を写真にてご紹介します。
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