土地から健康・長寿にする技術
土地には動植物の生育にとって優良な土地(イヤシロチ)と、向かない土地(ケガレチ)があります。
私たちは、多くの事例分析の結果から、建物だけでなく、土地環境そのものを改善する必要性に着目し、その方法を研究し、独自の複合素材からなる『癒しろ炭』を地中に埋設することで、土地をイヤシロチに改善する工法を開発しました。
炭素の力を借りて土地に望ましい電気の流れをつくり、[抗酸化]環境のベースを構築し、森林浴をしているかのような清々しい住空気環境を実現させる技術です。
※癒しろ炭埋設工法は炭素の誘電作用に着目し、埋設用に特殊加工されたものを用いているため、一般に行われている埋炭工法と違い、少量埋設するだけで、半径15m近辺に効果をもたらすことができます。
効果の範囲は? 「癒しろ炭」を定量、敷地の1ヶ所、縦横1m、深さ1.5mの穴を堀り、埋設します。埋設の効果は、最低半径にして15mくらいにまで及びます。
癒しろ炭埋設の概要
癒しろ炭埋設のメカニズム
埋炭は古代より行われ、神社でも埋炭をされている事例が数多く今でも各地で施工されています。しかし、単なる木炭を埋めているのみでは、まとまった効果をもたらすためには数トン単位での施工が必要であり、手間と費用がかかるものです。癒しろ炭埋設工法は炭素の誘電作用に着目し、埋設用に特殊加工されたものを用いているため、120キログラム程度埋設すれば、半径30メートル近辺(最低15メートル)まで効果をもたらすことができます。
癒しろ炭はいわゆる「木炭」ではありません。
住宅で炭を使うという場合、写真のようなものをイメージされると思います。炭は、そもそも多孔質といわれるように、たくさんの穴があり、1gで内部表面積は数十から数百㎡を有しています。多孔質であることによる吸着性能から様々な場面で活用されています。
一方、炭素は良導体であるため、電気やエネルギーを吸収し導くと共に吸収したエネルギーを蓄えるという優れた性質を持っています。炭素は常に電子を供給し、電気のコンディションを整え、酸化物質を還元しているからです。
様々な炭素質を配合し、土地環境改善のために開発されたもので、炭の多孔質性ではなく、炭素の良導体である性質を活用した点に特長があります。
生物体は、損傷をうけるとその部分の上皮面にエネルギーが集中し、電位差が生じます。そのことを損傷電位といいます。それと同じように、大地も皮膚と同じように損傷を与えると、周囲のエネルギーが集中し、電位差が生じます。
癒しろ炭埋設工法は、大地に穴を掘ることでその周辺の電位構成に変化を与え、更に癒しろ炭を埋設することで安定的な誘電効果を図るものです。
癒しろ炭が電荷を帯びることで電極となり、周囲には電気が発生し電気力を高める事によって磁力も高まり、安定したエネルギーの強い場になります。そもそも環境改善に炭を活用することは古代より行われてきましたが、これを理論的に研究されたのは楢崎皐月先生です。(「天然素材住宅で暮らそう!」p.116参照)
楢崎先生による「炭素埋設法」要約
「生物組織、正常な状態では、表面に一定の微弱な電位差があり、損傷を受けるとその部分の上皮面にエネルギーが集中し、電位差が生じる。これを損傷電位という。大地面でも同様に、小さな損傷を与えた場合、その損傷箇所を中心として周辺に電位差を構成させる。炭素の埋設は、大地に穴を掘ることで、その周辺の電位差を構成させ、そこに炭素質を埋設することで安定的に誘電作用をもたらし、環境を改善させるものである。」
『癒しろ炭』は楢崎先生の炭素埋設技術を科学的見地から応用して開発されたものです。
炭素は誘電作用があり、これを埋設することにより地中の電子を集め、結果、地表面から大気に電子が放出されることになります。その放出された電子が空気中の水分と結合してマイナスイオンが生成されることになります。(マイナスイオンは、水の小さなクラスター<分子の固まり>が、電子を帯びたものと定義されています)
この炭素の特性に基づき、特に誘電作用を高めるため複数の特殊素材を用い加工して作られたのが『癒しろ炭』です。そのため、以前のように大掛かりな施工を必要とせず、少量で効果を発揮することができます。
そして、この工法の特徴は、半永久的に効果があることです。効果は時を経るごとに徐々に高まっていきます。菅原先生によると、4年の間効果は上昇し続け、その後緩やかな成長を遂げるとのことです。
松枯れ対策として「癒しろ炭埋設」が行われた事例